不動産相続（相続対策・賃貸経営・不動産売却・空き家売却）・不動産コンサルティングはネクスト・アイズ：東京都港区

築50年ほどの古い家を建て替えるか、売却するか……

お母様「旧宅は、昭和40年に建てた２階建ての木造住宅です。瓦の修繕は一度しただけで、外装の吹き替えはおそらくしたことがなかったはず。かなり長持ちしてくれましたね（笑）」

お嬢様「それだけに雨漏りもしましたし、耐震性もゼロで、生活するにも不便なことだらけ。何とかしなければと思いつつ、建て替えにはかなり費用がかかることから、売却してマンションに住んだほうがいいのではと思ったり、高齢の母が今から新しい土地に移るのは辛いのではとも思ったりで、なかなか決断できませんでした」

前の道路から見える二つ並んだ2階の窓がアクセントとなった外観。

マンション経営のリスクを抑える提案に納得

お嬢様「ネクスト・アイズとの出会いは、いろんな可能性を模索する中で、栗原さんの賃貸経営セミナーに参加したことがきっかけです。セミナーの後の個別面談では、立地を考えると賃貸併用でもいけるのではとのことでした。私自身もそう思っていましたが、私も母もマンション経営の経験などなく、リスクを抱える怖さがあったのも事実です。栗原さんは、そのあたりのことをご理解いただいたうえで、いくつかの選択肢を示してくださいました。それによって『賃貸１戸の２階建て』という現在の形に、納得して落ち着くことができたんです」

右からタツミプランニング泉氏、S様母娘、ネクスト・アイズ栗原氏。

欲しかったのは〝人にやさしく、家にもやさしい家〞

お母様「古い家では生活スペースが上下階に分かれていたので、急で狭い階段を何度も上り下りしないといけなかったんです。ですから、新しい家では階段を広くとって、勾配も緩やかにしたいと思っていました」

お嬢様「階段のほかにも、玄関や脱衣所なども利用しやすくしたかったですね。あとはシンプルかつ機能的なバリアフリーの家であること。また、風通しがよくて光が入る〝人にやさしく、家にもやさしい家〞が理想でした」

階段部分にはお母様の背丈にあわせた手すりを設置。ポストや表札はS様自身がセレクトしたもの。

プランや価格以外に、担当者の人柄も大きなポイント

お嬢様「栗原さんのコーディネートのもと、住宅メーカー３社からプランを出してもらいました。敷地面積の関係上、各社から出てきたものは比較的似ていましたが、あるメーカーからは、家の中心にインナーバルコニーをつくるという個性的な提案もありました。それもいいなと思ったのですが、何かをメインにするとほかが犠牲になってしまうので、最終的には諦めましたが……。
タツミプランニングさんに決めたのは、バランスのとれた設計内容に加えて、営業体制が整っていたこと。それに担当の泉さんが丁寧で、コミュニケーションがとりやすかったことも大きいですね。１年以上にわたって関わることになるので、それって重要な要素だと思います」

左／広々した玄関ポーチには空間にあわせてベンチをオーダー。その後ろは4畳半ほどの広さを備えた土間がある。
右／改善希望箇所だった階段は、勾配を緩くして幅もゆったりとり、さらには窓からの光で明るく快適な場所へと変わった。

ＬＤＫをはさんで個室を配置。広い階段にも大満足

お嬢様「今年の１月末に引き渡しがあり、新しい家に住み始めて今で２か月になります。住み心地はすごくいいですよ。
以前は母と私の部屋が隣り合っていたため、テレビの音が聞こえてプライバシーが保ちにくかったのですが、新しい家ではＬＤＫを中心に、両サイドにそれぞれの部屋を設けたので、互いのプライバシーを保ちつつ一緒にいられ、母との関係もよりよくなりました（笑）。
それに栗原さんがおっしゃったとおり、賃貸の入居者もすぐに決まったので安心できました」

お母様「キッチンなど水まわりの設備も新しくなって、本当に便利です。
脱衣所に洗濯物を干す場所ができたことで、夜に干せば朝までに乾くのもうれしいですね。それに生活空間が２階だけで完結するので、以前のように階段の上り下りを何度もしなくてもよいのも楽。
もちろん、階段も広くて、手すりもついているので移動の際も安心できます」

お嬢様「家づくりや経営の素人である私たちにとって、何かあれば相談できる栗原さんの存在は、とても心強いものでした。先を見据えたアドバイスに感謝しています」

左／開放感のあるLDKはお二人のお気に入りの場所。
中央／明るいS様の個室。ニュアンスのある壁紙とダークカラーのフローリングが落ち着きと華やぎを感じさせる。
右／白でまとめられた、すっきりと機能的な洗面室。

利益優先より安心感を大切に

Ｓ邸は都心立地のため、3階建てにして住戸数を増やすことも可能ですが、費用や経営リスク軽減の面から今の形に落ち着きました。
はじめての住まいづくりをサポートするうえで、配慮したのはプレゼン企業の選定です。
特に今回は、敷地が変形地であること、賃貸併設住宅であることなどから、設計の自由度が高く、しっかりした設計・営業体制がある会社３社をご提案しました。
また、賃貸に関してはサブリースという形をとり、利益優先ではなく安心感を大切にしています。

心がけたのは、わかりやすい言葉で話すこと

今回のＳ様邸では、役所への申請などが多くありましたが、そのつど、内容の伝え方を自分なりに工夫して、物事がスムーズに運ぶように配慮しました。
また、これはいつもそうなのですが、打ち合わせなどでは、できるだけ建築の専門用語を使わず、誰もがわかりやすい、かみ砕いた言葉でお話しすることも心がけたつもりです。　
完成した家を気に入っていただき、とてもうれしく思います。

株式会社タツミプランニング
泉 祐介さん