道路は綺麗に整備され、緑が溢れる住宅地にK様のお宅があります。ご主人は証券会社にお勤めで、ドイツ、スイス、ロンドンなど、海外生活を17年経験され、2年前に東京に戻ってこられました。

奥様もご主人と共に海外で暮らされていたため、そのままの暮らしを日本で再現したいというのが、K様の希望でした。特に奥様がこだわったのは、高校一年生の娘さんと一緒にお料理をしたり、パンを焼いたりできるシンプルなオープンキッチン。ご主人は、お家で好きな音楽やお風呂を楽しむことができるプチリゾート空間。

それぞれに暮らしの夢があり、それを実現するために家づくりをスタートされました。

1.Ｋ様ご主人と愛犬。
2.冷蔵庫には、海外で見つけた、かわいいマグネット。
3.棚には、スイスをはじめヨーロッパで使っていたものが並ぶ。
4.白で統一された壁と、シンプルな照明。リビングは好きな音楽を聴きながらくつろぐ場所。
5.ご主人こだわりのお風呂。窓からはもみじが見える。ｉＰｏｄを接続すると音楽を楽しむこともできる。

ご主人 「まず始めに、住宅展示場に行きました。しかし、僕たちから見るとかなり現実離れしていたので、現実的な建物を見るために、工務店さんが建てた家にも行ってみたのですが、今度は現実すぎて夢がもてなくなりました・・・。いろいろ廻っているうちに、本当に僕達の思い描いている家は建つのかな・・・と、だんだん不安になりました。

そんな時、東京ビックサイトで開催された住まいのイベントでネクスト・アイズさんに出会い、ハウスメーカーや工務店、建築家の長所や短所を聞いて、今までわからなかった住宅業界のことを教えてもらい、ようやく頭の中を整理することができました。」

その後K様は、ネクスト・アイズの家づくりコンサルティングに申し込み、ハウスメーカー、建築家、工務店の3社に、見積りを依頼されました。

計画当初、ご主人の実家を建て替えて二世帯にしようと考えていましたが、打合せを進めるうちに土地の権利関係がとても複雑なことがわかり、早期の判断により新しい土地を探すことを決断されました。

栗原「Ｋ様は、品川区戸越で建て替えを考えられていたのですが、実際に調べてみると、防火地域で工法もある程度規制が出てしまうことと、権利関係が複雑だったことがわかりました。

実際に業者も調べないままにプランを進めてしまって最後の最後でわかるケースもあるんです。それだけでスケジュールも大幅に遅れますし、大変なことになります。早めにわかって良かったですよね。」

6.3階のロフトからリビングを眺める。
7.窓のサッシも海外風に。夫婦のこだわりです。
8.1階の子供部屋は将来家具で、2つに仕切れるように設計。そのためドアは2つ。
9.仕切りになる移動式家具は、大工さんの手作り。
右端：外観

昨年ようやく土地が見つかり、いよいよプラン開始。

栗原 「Ｋ様のご要望を考えるとハウスメーカーでは正直、難しいと思いました。海外生活が長く、明確に “こんな家にしたい” というものがあったので、私がお勧めしたのは、海外のことをよく知っている建築家の高野先生と、工事の腕が抜群に良い工務店、匠陽さんでした。」

ご主人 「家ってＣＭでやっている様なメーカーが造るものだと思っていたのですが、実際にそれぞれプレゼンをしてもらって、その違いがはっきりわかりました。メーカーさんの場合は、例えば二階建てまでしかできませんとか、お風呂を上にもってくるのは難しいとか、僕たちの要望に対して、かなり制約がありました。

しかし匠陽の勝又社長から “なんでもできますよ。大丈夫です。” と言われ、”え！本当に？” って驚きました。」

奥様 「しかも、高野先生はイタリアにいらしたから、海外のこともよく知ってらっしゃるので、私のイメージを全部理解してくださいました。写真とか物があれば誰でも分かるんですが、家の打合せって、こんな風にしたいです!ってイメージを伝えることが多いので、海外の暮らしを知らない方だと上手く理解してくれなかったと思います。」

ご主人 「でも本当に僕たちだけで高野先生や、勝又さんを一本釣りすることは不可能ですよね。僕はネクスト・アイズさんのビジネスモデルってとても面白いと思います。これから家を建てたい人に知ってもらいたいですね」