【フラット35】4月適用金利は3月と変化なく推移


 

【フラット35】4月適用金利は3月と変化なく推移


 
4月3日に住宅金融支援機構(東京都文京区)から発表された、民間金融機関が提供する【フラット35】の
2017年4月適用金利は、主力商品の金利は3月と変わりなく推移しています。

融資率9割以下で返済期間21年以上35年以下の主力タイプの金利幅は1.12%(前月比0.00%)
~1.67%(同0.00%)。最頻金利は1.12%(同0.00%)で、3月と変化はありませんでした。

政府の意向が反映しやすいフラット35は、機関投資家が買う「機構債」の利率と住宅金融支援機構
の事務コストの合計がフラット35の金利原価です。
民間金融機関は、この金利原価に所定の利益を乗せてフラット35の金利が決まります。
この利益は各金融機関が独自の判断で決めています。

続いて、今月の各行が提供する変動金利のうち、全期間引下げ型の商品タイプで超低金利帯の金利を
以下に示します。

2017年(平成29年)4月 変動型の融資金利一覧(全期間引下げ型)

 金融機関名       融資金利(新規借り入れ 全期間引下げ型)
 住信SBIネット銀行(ネット専業) 0.497%
 じぶん銀行(ネット専業) 0.497%
 楽天銀行(ネット専業)  0.507%
 イオン銀行(店舗・ネット兼業) 0.57%
             ※各種条件を満たし最優遇となった場合の金利。

上記の金利からわかるように、変動金利は無店舗型のネット専業銀行が優位です。
その中でも、上記のネット専業銀行は低金利クラスです。

このように金利動向が不確実な現在。選択する金利タイプによって金利変動リスクが異なることから、
それぞれのリスクを折り込みながら住宅ローンを選ぶことが、いままで以上に大切になってきます。

以下、3種類の金利タイプ別の特徴を一言でまとめてみます。
 

  •  金利変動リスクはないかわり景気変動リスクを負う【全期間 固定金利】
  •  

  •  金利上昇に伴う毎月の元利均等返済額の増額に備えた準備が必要な【変動金利】
  •  

  •  固定期間終了後に大きな金利上昇が控えている【固定期間選択型 固定金利】

  • 中古住宅で使える【フラット35 リノベ】も承ります



    金利政策に左右される住宅ローン金利ですが、しばらくはこのように小幅に変化する傾向が続く可能性が
    高いと想定されます。2016年10月から【フラット35】をお申込みの方が性能向上リフォームにより住宅性能を
    向上させた中古住宅を取得する場合、【フラット35】の借入金利を一定期間引き下げる【フラット35 リノベ】も
    承っております。お問い合わせはお気軽に、どうぞ。

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