不動産購入

インスペクション

子供の学区域内で戸建て購入を検討するも物件が全く出てこない。このまま待ち続けるか、学区域では諦めるか?

相談内容

JR中央線のとある駅にある小学校に子供が通学しており、学区域内で戸建住宅の購入を検討しています。近所の不動産会社数社に物件探しの依頼をするも学区域内は物件が出にくい地域とのことで、学区域内の物件紹介は1件もなく3ヶ月が過ぎてしまいました。
 
各不動産会社からはエリアの変更を提案され、学区域内での購入を諦めかけていた時、相談したファイナンシャルプランナーの方からネクスト・アイズを紹介いただきました。

問題点の抽出

・希望条件の再精査
・学区域での過去の販売事例の調査、予算内で物件が販売される可能性が有るのかどうか確認。
・未公開物件など水面下での情報の収集、確認
・購入予算は適正か?

提案

・学区域に拘るのであれば、戸建に限らずマンションや土地も含めて検討するよう提案する。
・学区域内という希望を最優先にし、その他の希望条件について見直しを提案する。
・学区域外の物件を含め多数物件見学し、相場感や知識を身に着け、学区域内に物件が販売された時に備えるよう提案する。

費用

・初回相談  ・・・無料
・不動産購入コンサルティング  ・・・33万円(税込) ※①
・不動産仲介料  ・・・売買価格の3%+6万円×消費税率10% ※仲介のため①は差引き
・建物検査(インスペクション)サービス
+ 床下調査 + 小屋裏調査 +耐震診断 + 耐震基準適合証明書発行
 ・・・17.6万円(税込)

コンサルティング結果

紹介者のファイナンシャルプランナーにて、予算についての提案は受けており自身の資金計画についても把握されていたが、再度弊社でも資金計画、住宅ローン、税務面でのアドバイスを行い、弊社のサービスについてご説明をし、不動産購入コンサルティング契約を締結し物件探しをスタートする。

 

・学区域内で販売事例、成約事例の調査を行うと年に1回位は戸建て、マンションの販売がされる地域という事が確認できた。また、購入予算についても周辺相場に見合っている事が確認できたため、条件の整理を行い「学区域内で販売される物件」を第一優先とし再度探し始める。

 

・学区域内での未公開物件や水面下での情報調査を行うのと並行し、学区域外やその周辺で販売されている物件見学をスタート。1ヶ月かけて約20件の物件見学を行った。

 

・弊社で提携しているネットワークを活用し、学区域内でこれから販売される戸建ての情報を掴む事ができた。すぐに販売元の不動産会社に連絡し物件概要、販売条件の確認を行う。
物件は大手ハウスメーカーが施工した築23年の戸建て、広さは希望通り、価格も予算内であったため、すぐに建物の状態を確認するべく内覧の予約をする。

 
 

■結果:内覧すると築年数の割には非常に状態の良い物件だった。オーナー(個人)は築20年目に施工会社による点検も行っており、不具合がないかなど確認できているとの事。とはいえ築23年の建物、このままでは住宅ローン控除の対象外の物件となるので、インスペクション検査および耐震診断を提案する。売主の了解を取り付け検査を行ったところ、建物について問題は見当たらず、地震に対する安全性も満たしている事が確認でき、無事に物件契約を締結。耐震基準の適合証明書が発行され、住宅ローン控除の対象、登記費用の軽減を受ける事ができ減税に成功。
物件の引き渡しを行い終了となる。

担当者

海保 健

不動産コンサルタント

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