賃貸経営

空き家対策

親の住宅が空き家となり、賃貸併用住宅の提案をメーカーから受けるも数億の計画に不安を覚える

相談内容

先祖代々より継いでいる自宅の敷地は約120坪。
その敷地内に親世帯の母屋と地続きに長男世帯が完全分離の二世帯として暮らしていたが、父が亡くなり親世帯の母屋は空き家状態になってしまった。
数年放置していたがハウスメーカーなどから営業を受け、数億の借り入れを行う賃貸併用住宅の提案を受ける。
当初はその気になっていたが、契約直前になり、数億を借り入れする計画自体が不安になり、兄弟の紹介で弊社に相談に訪れる。

問題点の抽出

・賃貸併用住宅の計画に問題はないか?
・賃貸併用住宅以外の選択肢は?

提案

・賃貸併用住宅のプラン・見積もりの精査
・市場調査の提案

費用

・初回相談  ・・・無料
・建築プラン・見積もりチェック  ・・・12万円(税別)
・賃貸管理会社の紹介  ・・・無料

コンサルティング結果

初回相談のうえ、建築計画のプラン・見積もりチェックのコンサルティングをお申込みいただき、市場調査やプラン・見積もりのチェックなどを行う。
結果、ハウスメーカーの提案では2LDKを主としたファミリー層の提案でしたが、弊社の市場調査によると所在地のある沿線では大学なども点在し、学生や単身向けなどの方が需要は多いことが判る。
賃貸にしては建物の仕様もオーバースペック気味で設定家賃も相場より5,000円~10,000円高く、将来における空室率と賃料低下が考えられるなど、計画の問題点をお伝えする。
ご家族との相談のうえ、将来ご子息が母屋部分に家を建て敷地内に同居をしてもいいとのことになり、賃貸併用住宅の建て替えは断念。
本人も空き家をそのままにしておくのは勿体ないとのことで、可変性の高い駐車場利用にて検討。
弊社より賃貸管理会社を紹介し、空き家になった母屋部分は解体し更地に、現在は月極め駐車場として利活用し終了。

担当者

齊藤 誠 

不動産コンサルタント

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