ようやく関東で梅雨が明けました。
東京都心ではここ1週間雨が降らず、遅まきながらという感じですね。今週からはさらなる猛暑が予測され、本格的な夏到来です。コロナや他のウィルスも流行とのことで、くれぐれもお体にご自愛下さい。
最近多いのが地方の不動産の売却の相談
地方の不動産と言っても、誰も住まなくなった実家の利活用をどうするかというものではなく、以前購入した別荘地やセカンドハウスを売却したいというご相談です。
共通しているのは、昭和から平成が始まるバブル時に購入していること、所有者が70歳を過ぎていること、終活を考え処分したいと考えている点です。そのほとんどがしばらく利用しておらず、また場所が不明にもかかわらず、固定資産税や分譲地の管理料を毎年支払っていることに不満を持っています。
実家ならいざ知らず、よくも毎年支払っていたのだと感心させられます。
もちろんその場で、グーグルマップや他の地図で探すのですが、簡単には、場所が特定できません。そういう土地ですから、一般的に取引等はなく査定額ができず、いわゆるゼロ円売却や1円売却などで業者に買ってもらうことを提案するのですが、業者も購入できない場合も多数あります。
持ち続けるということは、相続が発生した場合には相続人に引き継がれるということになり、みなさん焦っています。
バブル時の負の遺産
お金が余っている時代に、不動産は持っていれば上がるという土地神話を背景に、夢のセカンドハウスとか定年後の移住を考えて購入したようです。結果は、分譲した会社は倒産。管理もままならず、その後の開発もされないまま、山林として放置されています。
土地を売りたいと相談について
つい先日、栃木県那須の土地を売りたいと相談を受けました。まもなく80歳を迎える女性です。30年以上も前に建物付き土地を購入し、リフォームした上で、しばらくは実際に別荘として利用していました。
ところが、体が不自由になり、運転免許を返上したことで、ここ10年は行かなくなり、終活を見据えての売却希望とのこと。
よく話を聞いてみると、毎月結構な管理料を取られているということで、インターネットで分譲地を調べてみると、立派な管理事務所があり、居住者の季節ごとのイベントも盛んに行われている大規模分譲地でした。管理会社のホームページには、売買物件も掲載されており、100万円位から 3,000万円位の物件情報も多数ありました。
本人は、ゼロ円売却でいいと話していましたが、これは管理会社に相談した方が、思ったよりも高く売れるかもしれませんとアドバイスしました。
空き家問題が社会化する中、空き家をゼロ円などで安く買い取る業者も増えています。管理料を支払っているのであればまずは管理会社に、なければ信頼できる不動産会社にきちんと相談した方がいいと思います。
思いの他、高く売れるかもしれません。