楽しかったゴールデンウィークも終わってしまいましたね。全国的に天気も良く、リフレッシュできたのではないでしょうか。休み疲れの人も多いでしょうが、夏休みまで頑張っていきましょう。
さて、そんなゴールデンウィーク中に能登半島で地震が起きました。石川県珠洲市では震度6強を観測。東日本大震災時の東京は震度5強でしたから、いかに強い地震だったことがわかります。幸いにも人的被害は少なかったようですが、その後の余震も続き、さらに週末は雨で、復旧作業に支障をきたしたとのことです。災害に会われました方へ、お見舞いを申し上げるとともに、1日も早い復興をお祈りします。
地震大国と言われる日本ですが、多少の揺れには慣れてしまっています。しかし、今回のような大きな地震がいつどこで起きるかわかりません。今回の地震で倒壊・半壊した建物にはやはり共通点があります。
そこで、一度自身の建物をチェックしてみてはいかがでしょうか。
耐震度チェック
- 1981年以前に建てられた建物である
- 建物の形が四角ではなく、L型や凹凸である
- 1階がガレージなどで大きな開口となっている
- 柱だけで支えられている10畳以上の部屋がある
- 1階と2階の外壁の位置がそろっていないところがある
- 建物の四隅のうち、90cm以上の外壁がない角がある
- 建物の南側面、西側面などほとんどが窓になっている外壁面がある
- 一辺が4m以上の大きな吹抜けがある
- 屋根は昔ながらの重い瓦である
- 室内の天井や壁に雨漏りのようなシミがついている
- 外部サッシがしまりにくいところがある
- 内部ドアの上部もしくは下部の隙間が均一ではない
- 何となく床が傾斜しているように感じ、ビー玉を置くと転がる
- 浴室がユニットバスでなく、洗面所が湿気がちで床も沈み込む
- 基礎や外壁や内壁にクラック(亀裂)が入っている箇所がある
- 地名に池、沢、沼、川など、水に所縁のある漢字が入っている
- 敷地、道路に高低差があり、擁壁が間知石などで古く、傾いている
- 過去に大きな地震、台風、水害などの被害を受けたことがある
- 増築・改築をしたことがある
- シロアリが発生したことがある
- 16項目以上にチェックした方
倒壊する危険性が非常に高い建物です。専門家による耐震診断を行い、補強工事を行ってください。 - 11~15項目にチェックした方
重大な欠陥、瑕疵の恐れがある建物です。大きな被害が出る可能性がありますので、専門家による耐震診断を行い、補強内容を要検討です。 - 6~10項目にチェックした方
耐震性に何らかの問題がある建物です。専門家による耐震診断を行い、詳細な現況を把握しましょう。 - 0~5項目にチェックした方
一応問題がなさそうな建物です。
以上が耐震度チェックの項目となります。建物に該当する項目がある場合は、専門家の助言を仰いで耐震補強や点検を行うことをおすすめします。
耐震度チェックまとめ
地震への備えは、建物の耐震性を確認するだけでなく、災害時の避難計画や非常用品の備蓄も重要です。家族や近隣の人々と協力し、安全な環境づくりに努めましょう。また、万が一の災害に備えて、情報収集や訓練も行っておくことが大切です。
耐震チェックを実施する際には、専門家の意見やアドバイスを参考にしましょう。耐震診断や補強工事など、適切な対策を講じることで、建物の安全性を向上させることができます。
地震への備えは、自身や家族の安全を守るために欠かせません。ぜひ、耐震チェックを行い、建物の耐震性を確認しましょう。万が一の災害に備えて、安心できる環境を整えることが大切です。
皆さんの安全と健康を心よりお祈りしています。