明日から5連休のゴールデンウィークです。先週末からという人も多いとは思いますが、うらやましい限りですね。コロナの制限もない久しぶりのゴールデンウィークで、観光地はごったがえしですが、十分に休みを満喫してください。人口減少問題に直面する現代の日本では、建築業界も大きな変化を迫られています。多くの人々が休暇を楽しむ時期ですが、この機会に人口減少問題や建築業界のグローバル化について考えてみましょう。
日本の将来推計人口
先週、国立社会保障・人口問題研究所から日本の将来推計人口(令和5年推計)の結果が発表されました。この推計は、令和2年の国勢調査の確定数を基に、出生率、死亡率、国際人口移動などの実績値を考慮し、将来の人口規模や男女・年齢構成の推移を予測したものです。
人口減少の影響と建築業界の課題
主な結果として、推計によると50年後の2070年には、日本の総人口が1億2,615万人から8,700万人に減少する見込みです。これは約31%の減少率であり、1955年の総人口に戻ることになります。また、総人口に占める65歳以上の高齢者の割合(高齢化率)は、2020年の28.6%から2070年には38.7%に上昇すると予測されています。
この人口減少は、少子高齢化問題をさらに深刻化させるものであり、社会保障費の負担増や労働力不足などの懸念があります。建築業界も例外ではなく、人材不足やサービスの維持が困難になる可能性があります。
建築業界のグローバル化
一方で、建築業界はグローバル化の時代に進んでいます。公表された推計結果には、外国人の入国数の増加が示されています。外国人労働者の活用は、建築現場での人材不足の解消に一定の貢献をする可能性があります。
外国人労働者との共生や多文化共存の取り組みは、建築業界においても重要です。適切な教育や技術習得の機会を提供し、安全な労働環境を整えることで、外国人労働者も円滑に業務を遂行できるように建築業界では、外国人労働者との共生や多文化共存の取り組みが重要です。外国人労働者に対して適切な教育や技術習得の機会を提供し、安全な労働環境を整えることで、彼らも円滑に業務を遂行できるようにする必要があります。さらに、グローバル化の中で日本の建築業界は国外での活動も拡大しています。日本の建築技術やデザインは世界的に高い評価を受けており、海外でのプロジェクトや建築コンサルティングなど、多様な形での関与が行われています。
このようなグローバルな展開は、建築業界にとって新たな機会をもたらすと同時に、技術やノウハウの発信基地としての役割も果たしています。日本の建築業界は、先進的な技術と創造力を持ちながら、人口減少や労働力不足といった課題に対応し、国内外での活動を通じて、建築業界の持続的な成長を目指しています。
まとめ
単一民族に固執するのは、いい面ばかりではありません。
先日、弊社の社員の近隣で解体現場が2つありました。1つは日本人のみ。もう1つは外国人が多数いたとのこと。外国人が多数いた方が、子供にも、高齢者にも明るく声をかけ、陽気だったそうです。
まだ、外国人が建築現場にいることへの拒否感を持つ人もいますが、しっかりと教育を受け、仕事もこなせればいいのではないでしょうか。WBCのヌートバーでありませんが、建築業界もグローバル化の時代です。
人口減少問題に直面する現代の日本では、建築業界も大きな変化を迫られています。しかし、人口減少や労働力不足といった課題に対して、建築業界はグローバルな展開や外国人労働者の活用など、様々な取り組みを行っています。
建築業界は、日本の伝統的な技術やデザインを活かしつつ、国内外での活動を通じて成長を目指しています。これからも、持続可能な建築環境の創造や多様な人材の活用など、さまざまな課題に挑戦しながら、建築業界が進化し続けることでしょう。