4月も半ばを過ぎ、来週末からはゴールデンウィークです。もう予定を立てている人などは、気もそぞろなのではないでしょうか。それにしても月日の経つのは早い。もう4か月が過ぎようとしています。1日を大切に過ごしたいものですね。
訪日外国人が急増!
最近、街に外国人の姿が多く見られるようになりました。そこで、気になって訪日外国人旅行者の数を調べてみると、今年に入り、ものすごい勢いで増えています。
日本政府観光局の報道発表によれば、1月は 1,497,300人、2月は1,475,300人とのこと。コロナの影響がない2019年同月期比較で、60%弱まで回復したとのことです。コロナ前のピークである2019年の年間訪日数は3,188万人。2020年は 412万人、2021年は 25万人と大幅に減少し、2022年は 383万人と少し回復、今年は、1月、2月の勢いから推測すると、2,000万人位まで増加するのではとないかと言われています。
消費額も大幅増加!
訪日外国人の平均消費額が2019年の 15.9万円から、2022年12月期は 21.2万円へ大幅に増加したとのこと。この傾向は1月、2月も同様のようです。
国内のインフレ(物価高)によるものというよりは、海外に比べてはるかに安い、日本の物価が影響しているのではないでしょうか。携帯電話しかり、その他の家電製品しかりです。
インバウンド経済効果はコロナ前を上回る5兆円規模へ
インバウンドで得られる経済予測は、2019年のインバウンド需要4兆8,135億円を超える5兆円との予測をしているところもあり、急激に回復しています。日本経済に大きな効果を持つインバウンド需要ですが、日本特有のおもてなしというサービスが低下しているとも言われており、3年間のコロナ禍で、飲食、観光に携わる人材が他業種に流れ、急激なインバウンドの回復に追いついていないとのことです。
特に警戒心が強い日本人は、まだまだ海外旅行に行くことにためらいがあり、全国旅行割などの影響もあって、国内旅行が大人気です。日本人の国内旅行と訪日外国人旅行者が重なるように込み合って、ホテルなどは大混乱の様子。
訪日した外国人の方には、日本のサービスに満足していただいて、リピーターになってもらわないといけませんから大きな問題ですね。
いずれにしてもインバウンド需要の回復がきっかけとなり、国内需要が活発化し、日本の経済が上昇することを祈るばかりです。