10月に入り、雨が多くどうもすっきりしない日が続きますね。明日からは本格的な秋の到来ということで、朝晩はぐっと気温が下がり、秋晴れの晴天がしばらく続くそうです。スポーツに行楽に愉しみましょう。
さて、東京では多くの外国人が街を闊歩する姿がみられるようになりました。海外旅行者の規制が緩和され、いきなり増えた感じです。海外の方も待ち遠しかったのでしょう。日本旅行は大人気のようです。
今は、円安ですから家電製品などは“爆買い”しているとのこと。自国で購入するよりも、日本で購入した方が3割から4割も安いとのこと。テレビでインタビューを受けた方などは、140万円も使ったと話していました。
一方、日本でも“旅行割”が、11日に解禁となりました。旅行者は、一泊交通付きで8000円、交通なしで5000円の割引とクーポンが平日で3000円、休日で1000円もらえます。最大で1.1万円の割得ということになります。
解禁日より問い合わせが殺到しているとのことですが、割引金額だけで、運営面など詳細が決まっていないので、旅行会社や宿泊先などは四苦八苦しているとの報道もありました。
また、26日から東京では、“Go Toイート”も2年ぶりに再開とのことです。1万円の食事券を購入すると、25%付加されて1.25万円分利用できます。2万円であれば、2.5万円分の利用で5000円分得になるということです。“旅行割”と““Go Toイート”を上手に活用すれば、かなりのメリットですね。
一方、あれだけ騒がれたコロナの新規感染者はどうなったのでしょうか。2000人から3000人台で下げ止まりしていた東京の感染者は、12日からは反転、増加の傾向になっています。
報道もされなくなり、国も感染対策よりも経済対策に舵を切っていますから仕方のないことだと思います。私自身もこれでいいと思っています。
というのも今年に入って企業の倒産件数も2年ぶりに増加。ウクライナ紛争、原油高、物価の大幅上昇で、日本の景気は横ばいから不況レベルにまで、体力が落ちているからです。
不動産市況も、一次取得者は買い控え、富裕層も様子見といったところで、戸建てもマンションも価格上がりすぎ、購入者がいないので在庫だけが増えている状況です。このままだと、売約するには価格が下がっていきます。
アジア系を中心とする外国人は、利便性のよい不動産を“爆買い”状況です。しかし、知見のある外国人は、日本の不動産は現在買いやすくても、景気上昇見込みのない日本では、今後の賃料が上がらないことを知っていますから、不良不動産として購入しません。
まずは、内需拡大策として、海外旅行者のインバウンドと国内では“旅行割”と“Go Toイート”に期待するしかありません。