クリスマスのイルミネーションに彩られ、街中が輝いています。コロナの感染拡大も落ち着きを見せ、人流も戻ったせいか、2年ぶりに活気づいているような気がします。
このまま、このままと祈るような気持ちになりますね。
さて、そんな年の瀬に母親の施設の責任者から呼び出されました。
今後の方向性について話したいとのことが理由でした。
母親を施設に入れたのがちょうど1年前。昨年8月に父が急逝し、約4か月間、福島の実家で一人生活をしていたのですが、目が見えない、足元がふらつくなどで日々の生活に支障をきたしていることから、私と妹がいる東京の施設に引っ越しをしました。
親の施設は、自立可能なサービス付き高齢者住宅で、約30m2の1Kです。キッチン、バス、洗面、トイレがあり、何か不都合があると室内の3カ所に緊急呼び出しボタンがあり、1階にある施設の職員が駆けつけてくれます。
また昼、夜の1日2回の食事も食堂で提供してくれていて、健常者にはとても安全で快適な施設となっています。
呼び出された理由は、昼夜問わず徘徊癖が出てきており、この施設ではもう安全の保証ができないとのことでした。
つまり「出て行ってくれ」というものです。健常者中心のこの施設では、自由に外部・内部から出入りができます。面会も自由なのですが、逆に歩行が不安な人が出て行っても安全の保証ができません。
またこの1年で認知症が進んだ母親が、夜中裸で廊下を徘徊する姿を監視カメラが捉えていたようで不安になったとのこと。
次のステップを考えた方がいいとのアドバイスでした。
妹が中心で母親の介護をしてたのですが、最近の物忘れの頻度や無自覚の行動については危惧をしており、そろそろグループホームなどの施設に転居しなければというのは考えていたところでした。
問題は、どこに転居すればいいかです。
自立できるサービス付き高齢者住宅というのは、急激に増えているもののグループホームなどの介護施設は不足しており、待機待ちというのが現状です。
こういうときに施設と親族の相談に乗ってくれるのがケアマネジャーです。利用者に適した介護保険サービスが受けられるように「ケアプラン(介護サービス計画)」を作成することが主な役割なのですが、役割は広範囲にわたっており、次のステップへ移る際にも重要な役割を担います。
ところが、施設と利用者の面談時には担当ケアマネージャーがおらず、18時を過ぎていたこともあり「それは私の仕事ではありません」と拒否したとのこと。
施設の担当者から聞いた施設の代表者は激怒していました。
最近のケアマネジャーは、そういう人が多い。月に1回の報告書に印鑑さえもらえば仕事が終わると思っている。真の介護者ではないと憤っていました。
ケアマネージャーは、地域包括センターから指定されるケースが多く、こちらに選択権はありません。変更は効くらしいのですが、どうしても機嫌を損ねないよう、依頼するほうがへりくだった態度で出てしまう。と、妹も言っていました。
の業界でも担当者次第。いい担当者に巡り合うことが大切だと痛感しました。
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