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建築業者の「なんでもできますよ」には要注意!

ようやく秋晴れの天気が続くようになりました。早いところでは紅葉も始まり、いよいよ秋真っ盛りというところです。“日本の秋”という行楽の季節ですが、昼と夜の寒暖差が大きくなり風邪も引きやすい季節です。みなさんも充分に気をつけて下さいね。

 

さて、今回はあるお客様からの相談事例をご紹介します。
土地を購入して自由に注文住宅を建てたいという40代のご夫婦です。

 

土地はいくつか私どもの不動産コンサルが案内をしていたのですが、今回の相談は工務店選びについてでした。いろいろな工務店に話を聞きに行ったそうですが、決め手がわからないというものです。
まだ土地が決まっていない段階での依頼する工務店選びですから、プランの良し悪しや金額の高い低いで選ぶことはできません。

 

よく話をうかがうと、家づくりの優先順位は自然素材の家でした。特に断熱材についてはセルローズファイバーが必須で、防蟻材のホウ酸についても気にしている様子でした。

もちろんいろいろな工務店さんとの打合せの中で、上記の条件を伝えたらしいのですが、ほとんどの工務店さんができますよとの回答とのことで、どこにプラン依頼をお願いしたらと悩んでいたそうです。

 

そこで私はこう回答しました。
工務店さんの過去の実績調査をしてみてください。この2~3年で実績棟数が30棟であれば、そのなかでセルローズファイバーの断熱施工は一体何棟あったのか。

 

ほとんどがグラスウールやロックウールの断熱施工であったのならそれが断熱施工の得意な分野。1棟、2棟あるかないかのところは、下請けに丸投げするか、見ようみまねでするのでお客様の家は実験台。

本当にセルローズファイバーで断熱施工をしたいのであれば、その特徴やメリットを知っている工務店さんでなければ、お願いしても意味はないですよと話しました。

 

同様に、価格帯もそうです。実績調査をして 2,000万円台の家が 80%を占めている工務店さんに 5,000万円の家は頼めません。賃貸併用住宅を建てるのに、その経験のないところにも頼めません。

 

 

すべてはその工務店が施工してきた実績を調査すれば、おのずと得意分野がわかるはずです。これは設計事務所にもあてはまります。

 

「何でもできますよ」というのは、要注意な表現だと思ってください。

 

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