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不動産価格は一般消費者に限界点か?下落傾向に買い時は?

港区.

不動産

 
不安定な初秋でしたが、先日の3連休は久しぶりの快晴続きでした。日中は陽射しも強く汗ばむほどでしたが、からっとした秋晴れの様相。
行楽やスポーツを楽しんだ人も多いのではないでしょうか。

「いま不動産は買い時だと思う」が前年から3.4ポイント上昇


 
さて9月23日は、「不動産の日」として業界内では広く告知されています。
この不動産の日に、不動産の最大手の団体である全宅連と全体保証が、住まいに関する意識調査の結果を、「2024年住宅居住白書」として発表しました。

それによると、「いま、不動産は買い時だと思うか」の問いに対し、

「買い時だと思う」は前年調査結果から3.4ポイント多い19.2%という結果に。
「買い時だと思わない」は2.0ポイント減って35.0%になったとのことです。

「買い時だと思う」理由は、

今後、住宅ローンの金利が上昇しそうなので(今の金利が低いので)」が、49.8%でトップだったとのこと。
「買い時だと思わない」の理由は、「不動産価値(価格)が下落しそうだから」がトップで26.5%だったそうです。

消費者の心理状態がよくわかる結果ですね。
一昨年からの建築費・人件費の高騰に、住宅購入をためらっていたところへのここにきての住宅ローン金利の上昇気配で、いよいよ今かという感じが伺えます。


 

不動産価格の下落は一時的、大切なのは自身のライフプラン


また、上がり過ぎている不動産価格に、これでは需要が減り、供給(在庫)がだぶつけば不動産価格は下落するという予想も間違いではありません。

事実、不動産調査会社の東京カンティがまとめた9月の新築小規模戸建て住宅の平均希望売り出し価格は、東京23区で前月比2.1%安の7,621万円となり、5か月ぶりに下落したとのことです。

この兆候は、首都圏全体にも波及し、神奈川県は1.5%安の4,692万円、埼玉県は1.8%安の4,206万円で、東京都含む首都圏全体では1.4%安の5,367万円となり、ずっと続いていた上昇基調が下落基調へと変わりました。

建築費や土地の仕入れ価格が上昇しているに、戸建て建売り価格が下がるというのは、一次取得者の購入価格の限界を超えつつあるのかもしれません。 
今後の金利の上昇を考えれば、借入限度額は下がりますから必然です。


 では、不動産価格が下がるまで待つかという意見には賛同しません。今の不動産価格が急激に落ちるということは考えにくいからです。

景気が良くなれば、不動産価格も上昇、ともない住宅ローン金利も上昇。これらはすべて比例するものであり一体です。景気が上昇し続ければ、不動産価格も上昇します。したがって、今不動産価格が下がったのは一次的だと考えるのが自然です。

大切なのは、自身のライフプラン上、「今が買い時だ」と思えば買い時。

ただし、決して無理はしないことです。

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