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住宅ローン金利の上昇に、駆け込み需要も!

港区.

不動産

 
曇りや雨の日が多いせいか、気温が下がっても、まだまだ蒸し暑さが残っています。それでも明日以降は、最低気温も20℃を下回り、いよいよ秋らしさが出てくるのではないでしょうか。

さて、石破内閣が発足以来、その発言で株価は乱高下を繰り返しています。船出は大変ですが、物価高対策、防衛問題、災害対策と問題は山積です。
真っ正直な人なので私は好きなのですが、頑張って欲しいものです。

5年毎に返済額が上昇する変動金利の金利上昇に注目


 
住宅業界では、物価高対策とともに気になるのは、日銀の利上げによる住宅ローンの金利が今後どうなるのかという問題です。

今は日銀の再利上げには賛成しない、その時期ではないと表明しているものの、10月から銀行は住宅ローンの変動金利の基準金利を一斉に0.15%引き上げました。

もちろんこれにはからくりがあって、基準金利を下げた一方で、新規で借り入れる人に適用する優遇金利を大きくして、今まで同様0.3%~0.4%台という低金利を維持しているのが実情です。

一方、固定金利の代表格であるフラット35の金利は、融資率90%以内、返済期間21年~35年で1.82%と前月9月と同じでした。

ZEHなどの良質な住宅であれば、当初5年間は▲0.75%の金利引き下げがあり、1.07%となります。

0.3%~0.4%台の変動金利と比べればまだまだ割高感がありますが、変動金利が6か月ごとに内部金利の変更がなされ、5年毎に1.25倍を上限に返済額が上昇することを考えれば、35年間1.82%の低金利が確約される固定金利は、安定した生活を送れることで魅力だと思います。
 

中古マンションや建売住宅の駆け込み需要で住宅業界は?


こうして、いつから住宅ローンの金利が上がるのかという世情背景の中、固定金利か変動金利かで悩む一次取得者をせめぎ合うように、住宅ローンの新規実行額は、4~6月期で前年同期比16.8%増という旺盛な結果となっています。

その論争の中、住宅ローン金利の上昇に不安を抱く消費者を中心に中古マンションや建売住宅を中心に駆け込み需要も発生しているとのこと。
遅れて、土地を購入して注文住宅という住宅取得形態にも及んでくるのではないでしょうか。

年末に向け、住宅業界にとってはいい傾向かもしれませんが、建築費の高騰と住宅ローン金利の上昇で、検討する人は増えても、最終的に契約まで至るかは不透明です。

賃上げが、物価上昇を上回る実体経済が活性化しない限りは、本当の実需にはならないと思います。
 

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