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住み替えは、売却優先か購入優先か? 成功する秘訣とは!

港区.

不動産

 
暑い日が続きます。例年と比べ、今年が特別なのかと昨年の最高気温推移を調べてみたら、東京では9月20日位まで33度前後連続してありました。
これはもう特別な夏ではなく、これからは当たり前なのだと痛感しました。

昨年もそうなのですが、20日を過ぎると最高気温も30度を下回り始め、秋の気配を感じるようになる
そうです。あと少しの辛抱ですね。
 
 

東京郊外から都心への住み替え相談


 
さて、先日こんな相談がありました。

60歳を間近に控え、東京郊外から都心に住み替えをしたいとのこと。幸いにも実家は東京郊外とはいえ、300坪以上あり、駅近物件でした。

早速、近くの不動産会社に査定をお願いしたら、予想以上の金額。その金額を元に住みたいエリアで
購入物件を探し始めました。

さまざまな土地を見て回り、気に入った物件を躊躇していると、あっという間に売れてしまうという結果に。

今回の相談物件もそうなるのではないかと不安になり、資金計画も含め相談に見えられました。
 
 

優先するのは購入か売却か?査定額には注意


 
こうした住み替えの相談は、購入優先か売却優先か悩みどころです。
資金が過剰にあるのであれば、購入優先でいいのですが、ほとんどの方が購入資金に売却資金を充てようとします。

結論は売却優先が原則となります。

相談者は、不動産会社の査定額を鵜呑みにして購入を決めようとしています。
しかし、不動産会社の査定というのは、売却依頼を受けたいがための査定額であり、売却価格が確定しているわけではありません。

一般的に最終価格はそこから大幅に下がるのが通例です。
また、売却する際には不動産会社に支払う仲介手数料や譲渡税などの諸費用がかかり、手取り額は大幅に下がります

特に昔から住んでいる実家などは、取得時の契約書や領収書などは残っていませんから、取得費は一律5%で計算され、思いもかけない譲渡税を支払わなければなりません。

さらには、土地からの購入では、建築資金が確定できておらず、打ち合わせを進めれば進めるほど、
建築資金が上がるのも注文住宅の特徴で、ある程度の予備費を持つことも必要です。

ポイントは、売却優先で売却価格から最終手取り額を算出し、希望購入物件が出てきたら、迅速に建築会社からプランと概算見積りを取得、予備費を加えた上で、住み替えの総資金計画が成立するかどうかのチェックを行うことが大切です。

もちろん、売却と購入をある程度同時に行うことは可能ですが、不動産会社の査定額を鵜呑みにせず、売却活動を優先することが成功する秘訣だと思います。
 

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