8月22日に発生した台風10号は、異例の遅さで列島を縦断し、各地に甚大な被害を残しました。今回の台風の特色は、遅さ以外にも遠隔豪雨という数百キロ離れた場所での集中豪雨にあります。
私自身もこのような台風は経験がありません。被害に遭われた方の一刻も早い復興をお祈りするばかりです。
継続して1000回目!皆さまに感謝です
さて、嬉しいお知らせがあります。今回のメルマガで発行以来、私の担当分で1000回目を迎えることができました。
記念すべき第1号が2005年7月19日ですから、足かけ19年と2か月。週に1回という頻度ながら、我ながらよく続けてきたと思います。
それは違う、私はこう思うなど厳しいご意見をいただくこともありましたが、毎回読んでます、参考にしていますと暖かい言葉もいただくこともありました。そのすべてが継続する励みとなりました。
私的な意見、感想とはなりますが、なるべく中立的な立場で、今後も住まいと暮らしに役立つ情報を提供していければと考えていますのでご愛読の程、よろしくお願いいたします。
業界の悪しき習慣を取っ払い、信頼される相談相手として
弊社の設立理念は、『住宅・不動産業界のグレーな部分を排除し、売り手主導から消費者選択型の業界に変えていこう』というものでした。
そのためには、客観的な立場で、正しい情報を消費者に提案し、消費者のもつ背景や属性から的確な選択ができるようアドバイスすることが弊社の使命だと考えています。
先日、日経新聞に不動産業界のグレーな部分についての記事が出ていました。国土交通省が来年2025年1月から物件を囲い込みした仲介業者を是正の指示処分対象にするとの記事です。
物件の囲い込みとは、売主さんから売却の依頼を受けた仲介業者が、他社に情報を公開せず、または他社が買主さんを見つけてきても、契約済みとか、申し込みの1番手がすでにいるとかの理由で断る手法です。
なぜそうするかというと、他社が買主さんを見つけてしまったら、その仲介手数料は他社にいってしまうわけで、自社で買主さんを見つければ売主さんからの仲介手数料とは別に買主さんからの仲介手数料ももらえる、いわゆる「両手」になります。
倍になるので業界内では横行しています。
しかし、一般の売主さんからすればどうでしょう。なるべく早く高値で買ってもらえる機会を逸してしまうことになります。こうした悪しき商慣習は住宅・不動産業界にはいくらでもあります。失くしていかないことには、本当に信頼される業界にはならないと思います。
消費者のよき相談相手として、そして住宅・不動産業界の指標となるべく、社会に貢献していきたいと考えています。