感動と涙のパリオリンピックも終わり、今は夏の風物詩である高校野球で熱戦が繰り広げられています。お盆のこの時期、実家に帰省し、地元の高校を応援している人も多いのではないでしょうか。
猛暑化での開催、高校生の体力酷使など問題を指摘する人も多いのですが、やはりこの時期に開催するからこそ、夏休みと郷土愛と相まって、全国夏の風物詩として人気があるのでしょう。
実家の空き家状態について
さて、私はお盆の混雑を避け、先週会津に帰省してきました。と言っても、実家は4年前より空き家状態。最初の冬の水道管破裂以来、トイレも使えないので滞在時間は2時間程度です。
それでも認知症が進み、徘徊を繰り返す母親が、普段は正気で、会津にいつ帰るのと繰り返しているので、お盆のこの時期にはお墓参りも兼ねて毎年連れて帰るようにしています。
父親が4年前に亡くなっているのですが、毎年連れて帰ると亡くなったのは去年だと言い張る母親にそうだねというしかありません。その母親ですが、4年前に向島の高齢者専用賃貸マンションに入居させたのですが、自立した高齢者用のマンションなので、看護師はおらず、専門スタッフが数名日勤で在中しています。健常者ならいいのですが、認知症がすすんだり、介護が重くなると、面倒は見切れないため、丁重に出ていくように言われます。
今回、スタッフが止めているにもかかわらず、猛暑の中、勝手に外出して救急搬送されたり、夜中も徘徊するので、急遽老人ホームに転居することになりました。
今度の老人ホームは、自由に出入りできず、お風呂も決められた時間に週に2回しか入れず、本人は不服そうですが、看護師も介護士も、昼夜常勤しており、薬の飲み忘れや過剰摂取も心配ありません。母親にとっては可哀そうですが、毎日施設からの苦情の電話や、そのたびに仕事がありながらも、施設に駆け付けなければいけない妹も大変なので、今回急遽転居しました。
毎年、固定資産税やら光熱費、庭の維持で70万円ほどかかる空き家ですが、母親が亡くなるまでは、いつ帰るのと言われている以上、売却できません。親の介護と実家の空き家問題については、幾度となく自社でセミナーを開催していますが、私自身何一つ解決していないのが実情です。