暑い日が続きます。これだけ暑い日が続くとさすがに体も慣れ、35度を切った日があると、「今日は涼しいね。」なんておかしなものです。
今週末からいよいよ夏休みが始まります。しっかりとリフレッシュしましょう。
日経平均株価、4,451円の過去最高の下落幅
さて、先週末、日銀は政策金利を0〜0.1%程度から0.25%程度に引き上げることを決定しました。
経済は順調に推移しているが、円安により物価上昇が上振れするリスクがあり、2%の物価目標の持続的、安定的な実現に向け、金融緩和の度合いを調整することが適切であると判断したとのこと。さらなる政策金利の引き上げにも言及したことも注目でした。
一方、アメリカ経済は7月の雇用統計が市場予想を下回るなど、景気悪化への懸念が出始め、利下げの憶測もあり、日経平均株価は、過去最高の下落幅で4,451円も急落。日銀の利上げと重なり、円高ドル安が進みました。
住宅ローン金利はどれだけ上がる?
こうした状況で、みなさんが心配されているのが住宅ローンの金利の上昇。ネットでも大きく騒がれ、住宅ローンを変動金利で返済中の方は、どれだけ上がるのかと気が気でないでしょう。
また、これから住宅取得を検討している人も、固定か変動かの選択や、今本当に住宅取得を実行していいのか悩む人も出てくるのではないでしょうか。まず、返済中の方は、ほとんどが変動金利を選択していると思います。変動金利には、5年ルールというのがあって、一部のネット銀行を除いてはどんなに金利が上昇しても5年間は返済額が変わりません。
5年間返済額は変わりませんが、内部で元本と金利の調整を行っており、5年経過後に1.25倍を上限として返済額が上がることになります。今年借りたばかりの人は、5年間猶予期間があるということです。
現在、住宅取得を検討している人は、金利選択を変動か固定かで自身の収入予測、ライフプランをもとに総返済額をシミュレーションしてもらった方が良さそうです。
金利が上昇すると言っても、変動も固定もまだまだ低金利です。比較的余裕のある方は、変動金利を選択し、随時繰り上げ返済を行う方法が得策ですし、5年毎に返済額が1.25倍ずつ上昇することが怖い方などは2%程度の固定金利を選択すべきだと思います。
どちらにも言えることは、今後はインフレが継続するという前提です。また、金利のある時代に戻ったということは、預金にも金利がつきます。全体の試算では、住宅ローンの金利が上がっても、金融資産に金利がつくことで、差し引きはプラスになるというデータもあります。
漠然と上がることの恐怖よりも、しっかりとライフプランを見直し、備えることが安心につながります。