ボーナス支給水準が過去最高！定額減税で手取りが増えた実感は？（2024.06.20）
梅雨前線が北上しないどころか、真夏のような暑さです。いつになったら関東では梅雨入りするのでしょうか。ところどころのダムでは水位が下がり、このままだと水不足も心配ですね。
ボーナス支給が初の80万円台に！
さて、6月に入り、最初の給与支給分から定額減税が実施されています。弊社は5月分の給与を6月10日に支給していますから、つい先日、10日支給分から所得税、住民税を控除し支給しました。
給与の低い人でも2～3万円、給与の高い人だと10万円以上も手取り額が増えており、これだけ増えるとさすがに実感しますね。
なんで今月こんなに多いのと不思議に思う社員もいて、給与明細を見てごらん、普段引かれている所得税と住民税がゼロになっているでしょうと朝礼で話すと、ようやく今まで取り上げられていた定額減税に納得したようです。
これがずっと続くわけではなく、給与の高い人では所得税は数か月で終了、住民税は11分割されて控除されていく仕組みなので、今後同じように実感できるかと言えば難しいのかもしれません。
ただ、6月は夏のボーナス支給月。2024年の東証プライム上場企業の夏季賞与（ボーナス）の支給水準は、全産業114社ベースで84万6021円、対前年同期比で4.6％の増加で、調査開始以来、夏季賞与としては、初めて80万円台に達したということです。
6月最初の給与支給日が20日とか25日という方などは、今回の定額減税と併せてボーナスが支給され、一気に手取り額が増え、何か買おうか、夏休みにどこか旅行しようなどと消費にまわれば、経済が活性化することになります。
住宅・不動産の5月成約件数が上昇！
住宅・不動産業界ですが、あれだけ騒がれた定額減税ということもあり、住宅ローン金利の上昇機運もあって、先を見越して動いている方もいるようです。
東日本流通機構（レインズ）の5月のマーケット調査によれば、中古戸建てを除く、中古マンションや土地の成約件数が上昇したとのこと。新築戸建ても、土地や建物面積を減らしことにより価格を下げたことで成約件数は同様に上昇したとのこと。
結果、様子見をしていた一次取得者の中でも、今が買い時と動いたのではと市場では分析できます。
このまま活況とまではいかないかもしれませんが、少しずつ停滞していた住宅・不動産業界が動き出せばいいですね。
不安があるとすれば政治。来月には東京都知事選挙があります。政治と経済は表裏一体。政治が安定していないと、経済も良くならないし、経済が良くならないと政治も安定しません。現在の状況はどうかと考えれば、いわずもがなです。
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