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借地権売却の相談事例 等価交換の甘い罠!

借地権

売却

等価交換

東京都 港区 麻布十番 ネクスト・アイズ|ゴールデンウィーク出かける家族

ゴールデンウィーク真っ只中。いかがお過ごしですか。まだ中日で仕事ですよという声も聞かれますが、世の中がすでにお休みモード。なかなか、サービス業以外の方は、仕事モードにはなれません。
 
弊社もたまたま火曜、水曜が定休なので、今週は全て休みとしました。社員が英気を養い、士気が上がることを期待しているのですが・・・。
 
さて、先週末、久々にセミナーに参加しました。今回はその時の相談事例です。
 
 

今回の相談内容


 

東京都 港区 麻布十番 ネクスト・アイズ|話し合いをするシニア夫婦

 
60代のご夫妻。現在30坪の借地に住んでいます。まわりは、すべてある地主さんの土地で、近隣はみな借地とのことでした。
 
そこへ、開発業者が借地権を買い取りますよと営業に来たとのことです。建物は最近リフォームしたといえども、築30年をゆうに超えており、これから20年以上このまま住むというのは考えにくいと思っていたそうです。
 
そこへ、借地権購入の話でしたので、当初は等価交換で新たに建つマンションに70m2くらいの区分をもらえるものだと飛びついたとのことです。六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズの大規模開発の地権者のイメージですね。ところが、実際は等価交換ではなく、単純な買取りの話でした。
 
役所に相談したら、それはいい話かもしれませんねと答えたとのことです。確かに、駅から徒歩5分程度の場所で、老朽家屋群がきれいになるのですからそう話をするのもうなずけるのですが、適当な回答です。開発業者も聞いたことのない不動産会社で、徐々に営業頻度が増してきて回答を急かされているとのことで、心配で相談しに来たとのことでした。
 
近隣の方々にみな声を掛けているらしく賛否両論で、地主の方との交渉も難航しているとのことです。
 
おそらく、開発業者である不動産会社は、場所がいいので、底地権者である地主さん、借地権を所有している方から、権利を買い取り賃貸マンションを建て、商品化した上で、売却しようとしているのでしょう。
 

商業地域内で14階建ての賃貸マンションを計画?


 

東京都 港区 麻布十番 ネクスト・アイズ|緑とマンションのある都市風景

 
計画自体は、商業地域内で14階建ての賃貸マンションを計画しているらしく、現在の2階建ての老朽家屋群を再生するわけですから、防災の意味でも都市計画上も悪いことではありません。
 
しかし、これは成立するまでに早くて3年から5年かかります。もしかしたら、計画自体がとん挫するかもしれません。そんな話に、相談者は高齢者賃貸マンションや老人ホームを探し始めたり、あたふたと住替えを考えるようになったとのことでした。
 
ご自身の老後のライフプランを見直すいいきっかけにはなったでしょうが、時間もかかりますし、まだまだ、右往左往する必要はありません。また、今後の老後のプランも決まっていない中で、焦って金額交渉して売却する決断をする必要もないですよと答えました。
 
会社の利益優先での話。みなさんの周りでも多いのではないでしょうか。
 
 

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