先週は、今年最大の寒波により全国的に荒れ模様の天候となりました。
一方、東京では数日間、強い北風による寒い日がありましたが、日差しがあれば10度を超え、比較的安定した天候が続いています。中長期予報によると、今年は暖冬で、しばらく安定した天候が続くとされています。全国的に春の訪れが早いそうです。嬉しい予報ですね。
さて、先日昨年の新築マンションの価格について取り上げられていました。
昨年の新築マンションの価格について
「不動産経済研究所」のまとめによると、東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県で昨年1年間に販売された新築マンションの1戸あたりの平均価格は8,101万円で、一昨年より1,813万円の上昇、上昇率はプラス28.8%となり、3年連続で過去最高を更新したとのことです。
東京23区の平均価格については 1億1,483万円と上昇率はプラス 39.4%となり初めて1億円を超えたとのことです。
東京23区外は5,247万円、神奈川県は6,069万円、千葉県は4,786万円、埼玉県は4,870万円が平均価格で、東京23区とは大きな開きとなっています。ますます、利便性の高い都心への一極集中が進んでいるのでしょうか。
都心の再開発が相次いでいることで価格を押し上げたとの見方がある一方、建築資材や人件費の高騰も一つの要因であり、さらには年収 1,500万円以上のパワーカップルや高額所得層が、上昇する住宅ローンに危機感を感じ、早めに物件を取得しようとしたことも要因と分析されています。
しかし、いつの頃からこんなにマンションの価格が上昇したのでしょうか。今では土地付きの建売住宅を購入するのと変わらない状況です。
マンションの価格が上昇について
以前は、マンションは利便性を考慮し、最初に購入するマイホームでした。子どもが小学校に進学し、それぞれの部屋を希望し、手狭になるとマンションの売却資金を充て、一戸建てを購入するというのが通例でした。
しかし、最近では一戸建てよりもマンション購入希望という人が多くなってきています。住み替えもマンションからマンションへとなっています。背景には、子どもが1人という若者世帯が多くなったこと、夫婦共働きで利便性を最優先に求めること、子どもが独立した高齢者夫妻という二次取得者の住み替えにもマンションを選択することがあげられます。
確かに、2人から3人という住まいでは、間取りは2LDKから3LDK、広さも60m2から80m2あれば十分です。一戸建てのように階段で2階や3階に上がる億劫さもなくフラットで生活でき、建物のメンテナンスも不要で、防犯面でも安心できるマンションが世代を超えて需要があるのは必然です。
需要が高まれば、価格の上昇も当然です。
今では都心では新築・中古を問わずマンションが主流です。
しかし、マンション特有の問題も多く存在しますが・・・