冬の最後の節目と言われる大寒も過ぎ、来週からは2月になります。
ついこの間、新年のあいさつをしたばかりなのに、本当に時間が経過が早いですね。各地で梅が開花し始め、これからは徐々に春を感じるのでしょうか。春の日差しが被災地に届きますように。
能登半島地震の影響
さて、能登半島地震の影響は、住設・建材・水廻りメーカーにも及んでいます。工場など被害を受けたのは、三協立山、LIXIL、YKKAP、リンナイ、タカラスタンダードの5社です。
特にタカラスタンダードなどは、4工場の操業を停止したとのことでしたが、すでに操業を再開し、他社も被害状況は少なかった様子で大事には至らず、特定エリア向けの配送が遅延しているいがいは、通常に戻っているとのことです。
ただでさえ、3月は完工・引き渡しが多い時期ですから、納入遅延は、お客様も困りますし、工務店さんも完工利益を年度内であげられず、決算にも響きますから影響が心配されました。
また、能登半島地震で、お客様にも変化が出ています。
能登半島地震の影響でお客様にも変化
最近では、新築もリフォームも耐震性について聞かれるようになりました。
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【新築の場合】
- 新築住宅の場合は、長期優良住宅もしくは、住宅性能表示制度を利用し、耐震等級3を取得するよう、建築業者さんにお願いしてくださいと話しています。耐震等級3とは、関東大震災クラスの1.5倍の地震にも耐えられる耐震性能のことです。ただし、これは設計基準であり、信頼性の高い建築業者に依頼することが重要です。
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【リフォームの場合】
- リフォームの場合は、築25年以上の2000年耐震基準を満たしていない建物の場合は、耐震診断を含めた家屋調査を実施した上で、耐震リフォームを検討することをお勧めしています。
また、賃上げを上回る物価上昇で冷え込んでいた注文住宅ですが、今年に入り、問い合わせが増えている気がします。これも能登半島地震の影響でしょうか。
注文住宅 優遇税制と補助金活用
幸いにも、今年は国の住宅支援策も充実しています。子育て・若者世帯には100万円の補助金があり、住宅ローン控除も拡充。住宅取得資金贈与の非課税枠も3年延長されています。さらには、太陽光パネルを含む省エネ関連補助金も用意されており、ZEH住宅には最大100万円の補助金が支給されます。東京都においてはハウスメーカーを中心に東京ゼロエミ住宅導入促進事業も未消化で、最大210万円の補助金を利用できます。
併用が可能な補助金も数多くありますから、300万円から400万円の補助金額になる可能性もあります。注文住宅考えている方は、これらの補助金を上手に利用してください。