ゴールデンウィークに、旅行やレジャーを計画、楽しみにしていた人も多いのではないでしょうか。3回目の緊急事態宣言。特に東京は、もう少し後かなという油断もあり、飲食店はもちろんのこと百貨店他サービス業は、取引先含め告知するのが土曜日だけという有様でパニック状態に陥りました。
弊社でも、日曜日には京王百貨店や読売カルチャーでのセミナーがあり、両者から中止の案内が来たのが前日の土曜日でした。皆さんも、前日の計画の中止、予約の取り消しに戸惑ったことでしょう。仕方のないことだとは言え、あまりにも急すぎですね。
さて、そんな中、あまりコロナの影響を受けてこなかった住宅・不動産業界にも影響が出始めました。人の流れではありません。木材不足です。
集成材含む木材全般が不足しており、一部の工務店さんには一切入らなくなりました。その情報について、いろいろな裏付けがとれてきたのが4月に入ってから。その後複数の工務店さんからも切実な話が出てきて、さらに詳しく情報を収集しました。
中堅のビルダークラスから一般的な工務店さんまで、みなさん同様でした。
一部のビルダーでは、年内は着工が難しいとの着工制限が設けられ、弊社のコンサルティングのお客様でも、一切資材が入らなくなっており、6月着工を延期してほしい旨の工務店さんからの相談がありました。
緊急事態宣言と同じで、急すぎます。すでに仮住まい先に引越しをしており、解体工事に着手しているお客様です。なるべく早めに着工できるよう、現在手配中です。
どうしてこんなことになってしまったのでしょうか。
まずは、全世界共通で木材の需要が増えたことです。特にアメリカや中国だそうです。コロナの影響で戸建ての需要が急増とのこと。日本と同じですね。
次に、ヨーロッパやアメリカからのコンテナの不足とのこと。コロナ禍ですから、当然ながら輸送含む交通網はまだ充分ではありません。各国、国内での需要を中心に木材は供給されているとのこと。つまり輸入はあてにできないということです。
大手ハウスメーカーにも影響が出ています。
さすがに情報の早いハウスメーカーは、木材の資材ルートはおさえてあるものの、需要が多いため価格が急騰しているとのこと。この5月から見積単価に反映するところもあるそうです。
この情報については、随時お伝えするようにします。
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