気がつけば早いもので10月です。令和となった今年も残すところ、あと3か月を切りました。悔いの残らない令和元年にしたいものです。
さて、10月といえば、1日から消費税が10%に上がります。
平成の始まりに導入された消費税ですが、3%、5%、8%と上昇し、30年間で、いよいよ10%まできました。
では、この消費税何に使われるのでしょうか。大きくは3つに大別されます。
1.後代への負担の付け回しの軽減(財政赤字の削減)
2.少子化対策(人づくり革命)
3.社会保障の充実(医療・介護・年金など)
国債ばかりを発行し、膨大となった財政赤字を削減し、後世の人に負担を残さないように財政を健全化すること。少子化対策として主に教育を中心に、幼児教育、高校の無償化、待機児童の解消を目指すこと。そして、急速に高齢化となる医療・介護・年金などの社会保障費の充実です。
今まで8%まで増税されて、この問題は少しでも解決されてきたのでしょうか。さらには2%程度増税されて解決するのでしょうか。答えはNOです。
特に、1.の財政健全化は、さらなる国債の発行により、日本の借金は膨らむ一方。また、幼児教育や高等教育の無償化が始まり、社会保障も充実させるということになればいい制度ですが、これは国から見れば支出です。
世界で消費税を導入している国を見ると、8%の日本は下から6番目でした。ハンガリーの27%を筆頭に、ヨーロッパでは20%以上が当たり前。まだ、10%というのは過程段階で、いずれもっと上げるのだからという甘えが国にはあるのではないでしょうか。
本来であれば、消費税が3%、5%、8%、10%と導入するのにあたり効果目標はこうで、結果これだけ財政が健全化しましたという効果数字を公表してほしいものです。財務諸表を見れば一目瞭然ですが。
政策云々は別にして、みなさんが気をつけなければいけないことはキャッシュレスポイント還元に踊らされないことだと思います。お金が財布から現実に出ていくことは、みなさん不安だと思いますが、カードや携帯で支払うことは、現実にお金が行き来するわけではないので、知らない間に支出が増え、あとから家計が圧迫されることに。
ポイントが貯まる、お得という言葉で消費しすぎないようにしてください。