6月29日に関東甲信越では梅雨が明けました。平年より22日、昨年より7日早く、6月に梅雨明けするのは観測史上初とのことです。
こうなってくると心配なのが水不足ですよね。しかし、まだダムの貯水率は例年より若干少ないだけで、一昨年の水不足までは達していないようです。でも用心です。日頃から取水に関しては節制しておいた方が良さそうです。
さて、先日こんな相談がありました。
相続で取得したアパートがあるが、老朽化していて今後の維持費がかかりそうで心配とのこと。売却した方がよいか、建替えた方がよいかという相談でした。
場所は練馬区で最寄りの駅から12分と、立地も良さそうでしたが、1K(22㎡)が10室の鉄骨造3階建てで築50年。空室が出るのを恐れ、賃料を徐々に下げていった結果、今では1室あたり5万円前後の賃料でした。
相場は、同じ1Kタイプで木造であれば6万、非木造であれば7万位が妥当なところですから随分と安い設定です。現在3室が空室とのことで、埋めるためには設備も古いのでリフォームも検討しているとのこと。ちなみに1室あたり約100万円で3室、300万円の見積もりだそうです。
さらにまた空室が出れば同じ繰り返しで、今後のリフォーム費用や屋根・壁・防水などの外部修繕なども近々出てきそうで、本当にこのまま保持していいかどうか悩んでいるということでした。
対策としては、以下の3つしか方法はありません。
1.現状のまま売却する。
2.追い出しをかけて、新築建替えを行う。
3.家屋調査を行い、必要最低限のリフォームをして維持していく。
漠然と考えても不安は払拭できません。まずは3つの対策について、
根拠のある数字を算出し、それぞれのメリット・デメリットを列挙した上で弊社の意見を報告書と併せて提出することをお約束しました。
現状のまま売却するのは、支出もなく簡単ですが、旧耐震で空室もあり買いたたかれる。
新築建替えは、追い出しに費用も時間もかかる。
最低限のリフォームというのは、延命措置ということで結論の先延ばし。
と、それぞれ問題は山積です。
親からもらったという意味では、大変ありがたいことですが、親の思いとは異なり不良資産化した不動産は時に子の負担となるケースが多く見られます。
同じような悩みがある方は、無料で簡易診断をしますので、是非お問い合わせください。