
先週から夏日が続き、いきなりの暑さに体がびっくりしています。
ついこの間までは、薄手のコートがないとつらかったのに、今は上着どころか半袖の人もいます。
でも気温の変化には要注意です。
日本の総人口は年々減少幅が拡大。でも外国人は増加…

さて、先週、2024年10月1日現在の日本の人口について、各年齢別、男女別、都道府県別などの調査結果が、総務省統計局から発表されました。
いつも日本の人口問題については言及していますが、最新のデータですので少しご紹介します。
日本の総人口は1億2380万2千人となり、前年に比べ55万人(-0.44%)の減少で、これで14年連続の減少となりました。内日本人人口は、1億2029万6千人で、前年に比べ89万8千人(-0.74%)の減少となり、13年連続で減少幅が拡大しています。
一方、外国人は34万2千人の増加で、3年連続の社会増加となっています。
一時コロナの影響で減少しましたが、実は2013年から増加の一途で日本で暮らす外国人は、今後も増え続けると思います。
年齢別では15歳未満が過去最低・65歳以上が過去最高

年齢別にみると、15歳未満人口は前年に比べ34万3千人の減少で、総人口に占める割合は11.2%で過去最低となりました。
一方、65歳以上人口は前年に比べ1万7千人の増加となり、割合は29.3%と過去最高となりました。
まさに少子高齢化です。
特筆すべきは、75歳以上人口の増加です。
前年に比べ70万人の増加となり、割合は過去最高の16.8%となりました。1947年から1949年生まれの最後の団塊世代が今年すべて75歳を迎えますから、来年の調査ではさらに75歳以上人口の割合が
増加するものと思われます。
75歳以上人口の増加は、社会保障費や医療・介護の体制維持の問題が取り沙汰されており、2025年問題として大きく取り上げられています。
首都圏への人口集中など進まない対策で課題は山積み

最後に都道府県別の人口ですが、人口増加は東京都と埼玉県の2都県のみで、他は全て減少しています。減少率が低い順で行くと東京都、埼玉県の増加組の次にくるのが、-0.05%の神奈川県、-0.07%の大阪府、-0.08%の千葉県となり、首都圏に人口が集中していることがわかります。
一方、減少率の高いワースト5は、下から秋田県、青森県、岩手県、高知県、山形県となり、東北地方に集中しています。
また、都道府県別を年齢別に分けてみるとおもしろいことがわかります。
15歳未満人口の割合が一番高いのは沖縄県、15歳から64歳の生産労働人口の割合が一番高いのが東京都、65歳以上の割合が一番高いのが秋田県です。
まさに人口問題というのは、経済の鑑です。
少子高齢化、都心部と地方の2極化などは、すでに前から分かっている問題であり、将来の人口推計なども民間の研究所も含めて発表されています。
しかし、一向に対策が進まないばかりか、後退しているのが現状です。
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