先週前半の20度超えからの急転直下、冷たい雨が降る寒い日が続いています。早い春の訪れを期待しましたが、例年通りの寒さに逆戻りでしたね。気温差が激しく、体調を崩されている人も多く見受けられます。
 
体調にはくれぐれもお気を付けください。
 
さて、バブル期以降、過去最高を記録している日経平均株価。実に34年ぶりに過去最高値を更新したとのことです。
 
 
 

日経平均株価34年ぶりに過去最高値

 
そう言われると、経済が何かすごく大活況に感じられますが、みなさんはいかがですか？　あまり実感はないものの気持ちは高揚しますね。私の周りでも、株が10年前と比べ1.5倍から2倍になったとか具体的には、4,000万円が7,000万円になったとかいう人もいますが、きわめて少数です。
 
ほとんどの人が生活に追われ、株式など所有していないか、所有していてもNISAなどで運用している人がほとんどで、元手が100万円か200万円程度ですから、わずかな運用益にしかなりません。まあ、それでも嬉しいものですが。
 
「お金は、寂しがり屋だから、お金のあるところにしか寄ってこない」とは、昔からよく言われますが、同じ2倍でも100万円の2倍の200万円と1億の2倍の2億では大きな利益差があります。将来に備えて、安全に投資する、多少でも上がればいいという一般庶民と、儲けは大きくという完全な投機目的である富裕層の違いはあります。
 
特に日本の富裕層に関しては、ここ数年で急増しているとのこと。大きな理由は、株価の高騰と不動産価格の上昇だそうです。
 
 
 

株価が上昇した背景には、海外投資家の流入

 
今回、株価が上昇した背景には、海外投資家の流入があげられます。海外投資家は、現在日本の株式の売買高の60％以上を占めているそうです。バブル期が10％台だったことを考えると相場への影響力は大きいですね。理由は、中国市場の停滞から日本市場へシフトしたこと、そして円安。輸出企業の収益底上げにより、堅調な日本の企業業績にあるようです。
 
このあたりは、バブル期とは大きく異なり、どの経済専門家も、これから急激な落ち込みなどはなく、しばらくは上昇し続けると言っています。春闘での賃上げが5％以上ともなれば、4万円台も確実とのことです。
 
これは、教育資金や老後資金を切り崩してまで、株に投資した方がよいと言っているわけではありません。むしろその逆です。
 
新NISA制度が始まり、投資に興味を持つことはいいことだと思います。しかし、あくまで余剰資金の範囲内でのこと。自身の分をわきまえ、教育資金や住宅資金、そして老後資金は別勘定だと考えてください。
 
 
 

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