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築30年木造の実家を2世帯住宅にリフォーム。現状の耐震性などを確認しプラン提案力のある3社をご紹介。

相談内容


環境と利便性に長けている実家をリフォームして相談者である長女O様世帯との2世帯住宅にしたい。生活スタイルが違うため分離型の2世帯住宅を希望。計画を進めるうえでの注意するポイントや依頼する業者についてご相談。両親は3年前に屋根と外壁の塗装工事を行いましたが、依頼した業者の対応が悪く、嫌な思いをしたことから今回は円滑にリフォーム工事を行うため私どものコンサルティングを利用されました。

現状把握


・土地は50坪で建蔽率50% 容積率80%、父親所有。

・建物は注文住宅にて30年前に建てたが建築会社は倒産。2階建て在来木造で広さは1階22坪、2階18坪。

・親世帯は父親80歳 母親78歳。長女世帯はご主人53歳、長女48歳、子供長女16歳、長男13歳の4人家族。

問題点の抽出とその結果


1 平成に入ってからの建物のため新耐震基準建物ではあるが耐震性に問題がないか、壁量は足りているか。
間仕切り、耐力壁も取れているため耐震性を向上させる建築は要しないことを確認。

2 1階のボリュームが大きいため1階部でどの部分を子世帯に渡してよいか
1階で納戸として使っている和室は子世帯に譲っても良いとのこと。現況の家が容積率目一杯に作られているため、増築が難しい。

3 長女世帯の要望を確認し、違反建築になっていないか現況間取りをチェック。既存住宅を確認し、図面と照らし合わせたところ違反住宅にはなっていないことを確認。

4 資金計画、借り入れの検討はどうか。
借り入れは考えておらず、親からの資金援助も含め予算はすべて現金で2,000万円。

5 外壁や屋根塗装は過去行ったのか。
3年前に行っているため今回のリフォーム計画は要しない。

6 プランニング以外でこだわる点(デザイン、コスト安等)は何か。
デザイン性は二の次でコスト重視。プランニングがしっかりできる業者を希望。

コンサルティング結果


計画当初から建て替えは考慮せずにリフォーム計画で家族内の意見をまとめていたため「既存住宅が違反建築になっていないか」ということがポイントでしたが、既存住宅は適格であり、耐震設計及び施工も問題ないことが判りました。O様は既存住宅のボリュームでは満足のいくリフォームが出来ないのではないかという不安から、当初は増築にこだわっていましたが、違反建築のリスクについてご説明をさせていただいたところ違反建築はするべきでないことに理解を示されました。

そこでプランの提案力があるご提案ができるリフォーム業者を3社ご紹介しプランニングがスタートしました。分離型2世帯住宅ということで水廻りを増設しなければならないことからコストにも気を遣いながら各社プレゼンを重ねましたが、3社のプランは相違したものになったため、気に入った箇所の良いところ取りをしながらプラン確定。

3社からは詳細見積が提示されましたが、仕様がバラバラであったことや、業者によってはコストを下げるため既存建材を使うことを提案する業者もあり、見積内容にも違いがでましたが、最終的には3社の見積及び仕様の比較表を作成しグレード感の統一を図り最もコストパフォーマンスに優れ、親身になって予算内に収める対応してくれたリフォーム業者を選定しました。

お客様の口コミ・評価


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スケジュール、コスト調整、業者選びなど私達だけでは上手くいかなかったと思います。ネクスト・アイズさんに相談し、計画段階で違反建築に対しての決断を早期にいただいたこと、自分たちの要望に沿った素敵な建築業者をご紹介いただき、希望をプランニングとコスト面の両面で叶えてくれたことにとても感謝しています。

費用


・リフォームコンサルティング   ・・・・・・請負金額の5%
・資金計画相談   ・・・・・リフォームコンサルに含む

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建て替え・リフォーム・売却にするかまだ悩んでいる方へ。それぞれの計画を実行した場合の、メリット・デメリットを住まいの専門家があなたに合わせた最適な判断基準をご提案します。

担当者

栗原 浩文 

住宅コンサルタント

保有資格:ファイナンシャルプランナー

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