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物価が下がってから住宅購入?今後物価は下がらない!

11月も半ばを過ぎ、比較的暖かった小春日和から、今週から本格的な冬へ突入という感じですね。コートも慌てて出した人も多いようです。乾燥してきていますから、風邪など引かぬよう注意してくださいね。

 

さて、第7波が落ち着いてからしばらく静観していたコロナの感染状況を、急にテレビなどのメディアで取り上げるようになってきました。12月を前に2週間後には、第7波のピークを超えるとの予測があるようです。この「第8波」に備え、都道府県による感染対策を強化するための仕組みである「対策強化宣言」を創設するとのことです。

 

これは、昨年11月に設けた5段階の感染警戒レベルを4段階とし、病床使用率の50%超えなどが条件の「レベル3」に達した都道府県は、「対策強化宣言」を出し、感染拡大につながる大人数での会食やイベントへの参加行動を控え、症状があれば外出自粛を呼び掛けるものです。

 

さらに、医療の逼迫が著しい状況の「レベル4」では、帰省や旅行の自粛などの要請、大幅な出勤抑制などを可能にするとのこと。飲食店などの営業時間の時短要請や行動制限は盛り込まれてはいませんが、事実同じことだと思います。双方とも「自粛」の2文字が目立ちますね。

 

少し矛盾を感じます。

 

全国旅行割やGO TOイートを国が推進している一方で、同時期にこのような発表がされるということは、企業は納会や忘年会を避け、個人も外出を自粛するのは見込み済みということ。つまり、情報操作で、ある意味自粛を促していることになります。

 

別に国を批判しているわけではありません。いたしかたないとは思うのですが、先日の旅行で感じたように、このままだと飲食業・観光業に戻りつつあった人材がまた別の産業に流出しまうことが心配です。さらに、過度の自粛は経済全体を疲弊させ、物価上昇のみが続き、賃金の上昇が伴わない悪いインフレのままとなってしまうからです。

 

先日のセミナーで、ある参加者が、「建築資材や人件費が落ちるまで待って住宅購入を考えているのですが、いつになったら物価が下がりますか?」という質問がありました。

 

それは、デフレになるのを待つということですか。数年前までの止まった経済に逆戻りしたら、もっと大変なことになります。経済を活性化させ、賃金を上昇させ、インフレを追い越すようにならないと国自体の体力が落ち続けます。したがって、「今後物価が下がるということにはならないと思います。」と答えました。

 

とはいえ、このコロナは本当にやっかいです。経済を動かそうとすると感染者が増え、まるで意地悪をしているようです。インフルエンザにタミフルがあるように、早く治療薬が欲しいところです。

 
 
 
 
 
 

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